一つのアカウントですべての拠点を扱えますか
はい。これは有効にする機能ではなく既定の動作です。追加した建物はすべて同じアカウントに属し、すべての一覧とレポートは estate 全体から開きます。国ごとに異なるもの(勤務時間、祝日、現地の時刻)は建物とそのスケジュールが担います。複数の物件・ホテル・キャンパスを一つのアカウントで運営する場合に、建物ごとに設定するもの、アカウント全体で共通のもの(ブランディング、バッジのデザイン)、各レポートの絞り込み単位も説明します。拠点をまたいで比較できないものも率直に述べます。
はい。一つの Offision アカウントが、運営するすべてのオフィス・キャンパス・地域を保持します。統合も、フェデレーションも、接続も必要ありません。二つ目の拠点は二つ目の建物であり、一つ目と同じページから追加します。
場所を開くすべては建物の下に置かれる
会議室、デスク、パネル、スクリーン、センサー、フロアプランのすべてがフロアの上にあり、すべてのフロアが建物の中にあります。階層はこれだけです。建物が Booking ではなく ディレクトリ にあるのはそのためです。建物は予約の概念ではなく、ほかのすべてが収められる場所だからです。
建物は、二つ目でも三十個目でも同じ場所から追加します。建物とそのフロアを追加するを参照してください。
すべての一覧は 拠点全体から始まる
既定の向きが重要で、それは寄せ集めたシステムから来た人の予想とは逆です。Offision のページはすべてから始まり、フィルターで絞り込まれます。フィルターで広がることはありません。
予約カレンダー、デバイス一覧、来訪記録、レポート。どれも 拠点全体から開き、その上のフロアや建物の選択は「より少なく見る」ための手段です。ですから「すべての拠点を一か所で見られるか」は探すべき機能ではなく、触る前のページがすでにしていることです。
拠点ごとに実際に異なるもの
東京のオフィスとロンドンのオフィスは、同じ時計でも同じカレンダーでも動いていません。その違いは三つのオブジェクトが担います。どれも別システムではありません。
| 異なるもの | 設定する場所 | 決まること |
|---|---|---|
| 現地の時刻 | 建物の地図上のピン | ピンの位置から算出されるタイムゾーン。タイムゾーンの入力欄はありません。地図の位置が何に使われるかを参照。 |
| 営業日と営業時間 | リソースに適用する予約時間スケジュール | それらの会議室をいつ予約できるか。スケジュール自身のタイムゾーンで数えられます。予約時間を営業時間内に制限するを参照。 |
| 祝日 | そのスケジュール内の公開カレンダー | 終日休業となる日。国ごとに購読します。祝日にオフィスを閉めるを参照。 |
つまり東京のスケジュールとロンドンのスケジュールは、一つのアカウントの中の二つのレコードであり、それぞれ自分のタイムゾーンと自分の国の祝日を持ちます。両者を揃える必要はありません。そもそも一致させるためのものではないからです。
だから 拠点全体の数値はすでにそれを織り込んでいる
使用率は予約された時間を利用可能な時間で割ったもので、その利用可能な時間とは各リソース自身の営業時間から、そのリソース自身の休業日と祝日を差し引いたものです。フロア単位でも 拠点全体でも、分母は各リソース自身の時間の合計です。東京の会議室は東京の勤務週で、ロンドンの会議室はロンドンの勤務週で測られます。
これが正規化であり、営業時間モードでは既定で有効です。会議室の使用率が何を数えているかを参照してください。
建物ごとのものと、アカウント全体のもの
複数の物件 — ホテル、キャンパス、オーナーが所有する建物群 — も、複数のオフィスと同じように一つのアカウントで運営します。「物件ごとに独自の…を持てますか」という問いが出る前に、知っておく価値のあることが三つあります。
| 建物ごと | アカウント全体 |
|---|---|
| 住所と地図上のピン、そこから決まるタイムゾーン | アカウント名 |
| 来訪: 来訪種別、フォーム、規約、受付担当者、開館時間、来訪者ライセンス | ブランディング — ログインページのロゴ、ホームページのロゴ、メールのロゴ、ルームとデスクのパネルのロゴ、来訪者バッジのロゴは、それぞれアカウント全体で一度だけ設定します |
| 予約時間と祝日。その建物のリソースに適用するスケジュールを通じて | 来訪者バッジのデザイン |
| どのフロア、ルーム、デスク、パネル、スクリーンを収めるか | 予約ポリシー、パネルのデザイン、サイネージのコンテンツ。どの建物でも使えます |
つまり物件ごとのブランディングは Offision にはありません。ホテルグループの各物件は一組のロゴを共有し、ある物件で印刷したバッジは別の物件で印刷したバッジと同じ見た目になります。ロゴの設定場所は会社名・住所・ロゴはどこで設定するかを参照してください。
レポートの範囲は、そのレポートが何で絞り込めるかで決まり、レポートごとに異なります。予約レポートはフロア(フロアの選択肢では各建物が見出しになります)、使用状況ピボットは場所すなわち建物、来訪者レポートは建物です。次に述べるブランチは、管理者のコンソールに見せる範囲を狭め、したがってその管理者のレポートが開く範囲も狭めます。これが「物件ごとに分かれたレポート」に最も近いものです。
ブランチが狭めるのはコンソールであってデータではない
複数のキャンパスがそれぞれ独自の管理者を持つ場合、ブランチ管理がすべての建物と管理者をブランチの下に振り分け、各管理者は自分の拠点を管理し、隣の拠点には出会いません。
これが何であり何でないかは、正確に述べる価値があります。ブランチは、管理者のコンソールに 拠点全体のどの範囲を見せるかを決めます。一つのアカウントを共有する二社の間の壁ではなく、拠点ごとのデータベースでもありません。ブランチのないアカウント(これが既定です)は、一つのフラットな拠点全体です。
拠点をまたいで比較できないもの
レポートの中で発見されないよう、率直な限界を挙げます。
- 予約レポートのフィルターは建物ではなくフロアです。 フロアの選択肢は各建物を見出しとしてその下にフロアを並べるので拠点には到達できますが、「建物ごとに一行」というフィルターはありません。どのレポートがどの問いに答えるかを参照。
- ピボットの「場所」ディメンションは建物であり、フロアのディメンションはありません。 ですから「建物ごとの時間」は作れるレポートで、「フロアごとの時間を全拠点横並びで」は作れません。会議室がどれだけ使われているかを見るを参照。
- ヒートマップのフロア選択は地図だけを対象にします。 その下のランキング、推移、利用者上位、ピーク時間は、どのフロアを表示していても 拠点全体のままです。どの会議室が場所に見合うかを見るを参照。
- データの所在はアカウント単位であって地域単位ではありません。 アカウントは作成時に選ばれた一つのデータセンターに置かれます。一つのアカウントの中に複数の地域を持つことは、Offision の提供するものではありません。
- 来訪者バッジのデザインは全社共通です。 来訪フォーム、開館時間、受付担当者はいずれも建物ごとであるにもかかわらず、です。

